「3.8国際女性デー」レビュー(2)PR活動

新型コロナウイルスの感染者が中国国内で急増していた2月、Tモールはバレンタインデーイベント等、2月の主なPR活動を取り止めたが、3月の国際女性デー以降のPR活動は予定通り行うことで消費を刺激している。今年の上半期はネット通販の重要性がさらに高まっているだけに、各ブランドもネット通販でのPR活動に徹底する必要がある。

コロナウイルスの感染拡大によりネット通販の役割が増大することで、「3.8国際女性デー」や「618商戦」等、上半期ビッグイベントの重要性も併せて上昇している。MeasureChinaが作成した記事(新型コロナウイルス発生後、初のTモールPR: 3.8国際女性デー)では、ベースメイクブランドの「3.8国際女性デー」でのPR活動を1)人気商品の大幅な割引&セット構成の特徴、2)マーケティング活動に分けて紹介した。

「非接触」PR活動

新型コロナウイルス拡大防止のため、実店舗の営業が難しくなった化粧品ブランドは別の販路を模索している。実店舗の美容部員が登場するライブ動画の配信を始め、WeChat、RED(小紅書)など、多様なライブ配信プラットフォームが注目されている。[関連リンク]

今年の「3.8国際女性デー」イベント期間では各ブランドによる非接触型PR活動が行われた。ベースメイク・カテゴリーのオンラインPR活動の参加者は、KOL(インフルエンサー)から、メイクアップアーティストや自社マネージャーまで多様化している。

Shu-uemuraはファンデーションの新商品広報のために、OK张有救、小猪姐姐zz、Sus十四十四、王新宇、Dipsy迪西、詹小猪Coco等、人気KOLと提携し、商品使用動画を投稿し口コミを誘導した。3月1週目にはメイクアップアーティストをTikTokライブ放送に招待し、メイク法講座を開くなど多様なゲストと共に非接触でのPR活動を行った。

GivenchyはSuper Brand Dayに10人余りの男性メイクアップアーティストが出演、Maybellineは3月5日当グループPR部署のマネージャが直接タオバオライブに出演し、商品を説明・販売するなど、グローバルブランドが多様な人材とタッグを組んでより積極的にPR活動を行っている。

図. Maybellineの3.8国際女性デーイベントのポスター|資料: Weibo

Tモール主催以外のイベントにも積極参加したブランド

3月、消費者の購買意欲を刺激するプロモーションを行ったプラットフォームはTモールだけではない。JD.com, VIP.com, Suning.com等のECモールでも「3.8国際女性デー」といったイベントをはじめとした多様なPR活動が展開され、上述したブランドも積極的にPR活動に臨んでいた。

Maybelline, Zeesea, MT+skin, Red Earth等のブランドが「VIP.com」の国際女性デーイベントPRをWeiboの公式アカウントで行い、MaybellineはTモール国際女性デーイベントPRでは5%割引、サンプル1個をプレゼントすることにとどまったが、VIP.comの国際女性デーPRでは1個を購入すれば、4個をプレゼントすることでさらにお得な構成であった。Red Earthも Super Nova Essence Foundation 30ml商品を購入すればTモールのイベントより2倍ほど多い60ml相当のサンプルをプレゼントした。このように一部のブランドはTモール以外のプラットフォームでよりお得な構成で商品を提供するなど、Tモールに負けないほど積極的なPR活動を行っている。

プレットフォームを問わずブランドのPR活動が再び勢いを増した「3.8国際女性デー」イベントでは、「非接触」を維持しながらPR活動が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大による影響がいつまで続くか見通しが立たない今、「3.8国際女性デー」PR活動は、今後のECイベントに備える上で大きな参考になるだろう。

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