ファンデーション市場の両極化

I. 急成長するカテゴリー

  • ベースメイク(ファンデーション)は 中国で最も急速に成長しているカテゴリー。2019年5月のベースメイクの売上は13.1億元(前年比257.9%増、 すべてのカテゴリーの平均成長率は前年比151.3%増 )
  • 近年の化粧品市場は価格の両極化が進んでいる。中でもベースメイク部門は価格の両極化が目立つ。ラグジュアリーブランドは毎年、さらに高価な製品を販売する一方、小規模のニッチブランドはさらにお手頃な値段で消費者にアピールしている。
  • ファンデーション市場が急速に拡大している中、マスマーケットでの新規ブランドの躍進が著しい。
  • 前年同月ベースメイクのカテゴリーランキング比較の際、新たにリストに上がるブランドのほとんどがマスマーケット向けのブランド(以下、マスブランド)。
資料: メジャーコマース | メジャーチャイナ

II. プレミアムとマスマーケットの区別が際立つ

  • ベースメイクの売上基準、上位10ブランドの販売価格の推移を見ると、1年前に比べベースメイク全般に渡り値上がりをしていることがわかる。
  • 約200元を境にプレミアムマーケット向けブランド(以下、プレミアム)とマスブランドに分かれる形であり、マスマーケット向けのものの殆どはローカルブランドである。
  • プレミアムは1年前と比べ、約10%ずつ値上がりした。マスブランドの価格上昇率はプレミアムより高い。しかし、もともと廉価であったため、値上げ後の価格も依然として200元を下回る程度で維持している。

<2018年5月vs2019年5月ファンデーションブランドの平均価格の比較>

資料: メジャーコマース | メジャーチャイナ
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III. プレミアムより競争の激しいマスマーケット

  • マスマーケットはプレミアムマーケットより市場参入のハードルが低く、競争が激化している。
  • 2018年5月と2019年5月のベースメイクブランド上位200社を価格帯別にプレミアムとマスブランドで分けてみると、プレミアムの占める割合が前年の25%から今年19%に減り、マスブランドの占める割合が80%以上であることがわかる。
資料: メジャーコマース | メジャーチャイナ
  • プレミアムは高い認知度、信頼度で特定の製品が着実に売上を伸ばす傾向がある。従って製品のライフサイクルが長く、価格変動もほぼ無い。一方、マスブランドは価格競争率で優位を占めるため、割引イベントを頻繁に行なっている点が目立つ。
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